健康・生活
TEACCHプログラムの構造化を取り入れ、物理的構造化、時間の構造化、活動の構造化を行っています。支援が必要な子どもたちにとって安全で安心と感じる環境をつくり、自立して行動できるようになることを支援しています。
運動・感覚
自立課題の場面において、協調性運動、微細運動等に取り組み物を操作するための技能に繋げます。
感覚統合理論に基づいた5感と2覚を理解し、生活の困難さを感覚の偏りの視点も合わせて支援します。
すべての根本である身体作りを中心から末端に沿って発達していけるよう粗大、微細に関わらず、子どもの状態に合わせて支援していきます。
認知・行動
発達レベルに合わせ、遊びを通して数、形、色、大小等の概念形成の習得を支援します。新たに「知る」ものは大人と1対1の個別課題で取り組み、知るから「定着」では、自立課題の中で行います。
人間関係・社会性
一斉活動において人間関係・社会性のプログラムが行われます。
順番や交代、切り替えなど、1週間ごとにねらいが変化し、グループに合わせた活動内容が設定されています。
午後のグループではソーシャルスキルトレーニングも行い、社会で生活していくために必要な社会のルールも経験していきます。また、本人に合わせた理解の為にソーシャルストーリーを行う場合もあります。
自己の理解と行動に繋げる支援の為にアンガーマネジメントのプログラムも行っています。
言語・コミュニケーション
言葉だけのバーバルコミュニケーションだけでなく、言葉以外のサインやPECSを使用したノンバーバルコミュニケーションの支援も行っています。
まずはソーシャルルーティーンの遊びをとおし、相手に伝えたいという気持ちを育て、次第に伝える手段とその拡がりを支援していきます。
どのプログラムも子どもたちはゲームや遊びを行っている感覚で、楽しいから参加してみたい、参加していたら発達していたという無理のない発達支援を心がけています。
家族支援
2ヶ月に1度の親グループや不定期に行われるペアレントトレーニング、ペアレントプログラムを通して、保護者支援を行っています。
地域支援
保育所等訪問支援や連携会議を通して、地域の中で生活していくための後方支援を行います。
移行支援
就学期には、就学サポートシートのレクチャー会や添削を行いながら、保護者の方と併走し、新たな環境に繋がるよう支援します。